小児科やNICUの仕事内容


今回は、総合病院の小児科、あるいは小児医療センターなどの小児科病院での、病棟とNICUでの看護師の仕事について考えてみます。

小児科やNICUにはどんな患者さんがいる?

入院してくる患者さんは、生まれたてのベビーから概ね18歳までの患児たちです。対象となる疾患に制限はありません。例えば小学生以上などある程度大きい患児の骨折なら整形外科へ、脳挫傷なら脳外科へ、など術前術後に専門的なケアが必要な場合は他科へ入院することもあります。

しかし、小児専門病院であればそれぞれの科に病棟が分かれていて、専門性をもちつつも患者さんは全て子ども、ということもあります。

比較的短期入院で退院できる、例えば扁桃腺摘出とかを受ける患児たちはそれなりの日数で退院していきますが、小児がんや慢性的な疾患により退院が難しい患児など、長期入院が必要となる場合もあります。長期入院が必要な患児たちの為に、病院内に勉強できる施設を設けているところもあります。

生まれたてのベビーは基本的にNICU(Neonatal Intensive Care Unit新生児集中治療室)に入ります。NICUでは、超低体重出生児や感染症の治療が必要なベビー、生まれてすぐに手術が必要なベビーなどに対し、24時間体制で集中治療を行います。

小児科やNICUはどんなお仕事?

看護師の仕事の幅はとても広いです。対象となる患者さんが子どもなだけで、あらゆる疾患に対応する必要があります。しかも子どもは小さな大人ではありません。子どもならではの技術や観察項目もあります。

例えば輸液に関しては、輸液ポンプによる正確な滴下量を維持するのは必須です。血圧計のマンシェットも1サイズでは対応できません。体温計も患児の発達段階に合わせて使い分ける場合もあるでしょう。

全てがミニサイズではなく、成長や発達の段階に合わせて適宜選択する必要があります。血圧・脈拍・呼吸などのフィジカルアセスメントでも、発達段階による違いがあります。

また相手は子どもですので、“ダメ”という否定が通用しない場合もあります。小中学生への食事制限などは、患児くん自身も非常にストレスですし、親への指導もしっかり行わなければなりません。

また小児科には繁忙期があったりします。緊急性は低いけど夏休みの間に手術を受けたいという疾患は沢山あり、扁桃腺摘出や、小さな腫瘍の摘出・副耳手術、巨大黒子の切除+皮膚移植などがあるかな。

この時期の小児科病棟は満床に近くなります。またノロウィルス感染やインフルエンザ感染など、一時的に患児が集中してしかも感染対策が重要、という時期もありますね。

小児科やNICUに長く勤めれば、認定看護師の「新生児集中ケア」や「小児救急看護」の教育過程へ進むことも出来ます。小児に関する認定・専門の資格は3つ設定されています。それだけ大人と同じではない看護が必要とされる場所なのですね。

小児科やNICUに向いている看護師

基本的には子どもが好きなこと。子ども自体が好きでも、病気や怪我で苦しむ子どもは苦手という人もいますよね。小児科病棟などで働くには、それすらも超越した子ども好きであることや、とても強い母性本能が必須ではないでしょうか。

特にNICUなどは、生まれたての子どもの命が消える瞬間に立ち会ったり、生まれた子どもを受け入れられない親への対応も必要です。看護師側も強い精神力が必要とされますよね。

さらには最近急増中のモンスターペアレント対応。病気や怪我に苦しむ子どもを持つ親は、自分のこと以上に神経質になりますし、看護師の一挙手一投足をじっくり見ていて、ほんの小さなことでも逆上したりします。これを上手くかわせたら一人前かもしれません。

あとは患児くんたちの前では常に笑顔でいられること。子どもはコチラが笑顔にならないと、なかなか懐いてくれませんからね。

いかがですか?今回は小児は病棟やNICUでの看護師の仕事を考えてみました。何となく想像できそうですか?


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