外科の仕事内容


外科には、総合病院の外科病棟もあれば、外科単科の比較的小規模な病院もありますね。今回は、外科にはどんな患者さんが居るのか、看護師はどんな仕事をするのか、どんな看護師が向いていそうなのかを考えてみます。

外科にはどんな患者さんがいるか?

まず、外科は基本的に「手術をして治療する」科で、一括りにするとかなり幅広いです。例えば大学病院などでは消化管だけをみても、食道・胃、大腸・肛門、肝胆膵など、専門化されてます。

消化器外科には、胃潰瘍などの良性疾患から、胃がんや大腸がんなどの悪性腫瘍による手術を受ける患者さんが入院してきます。適応となる術式にもよりますが、術後は見た目にあまり変わりがない患者さんもいれば、場合によっては術後に人工肛門を増設する患者さんもいます。開腹手術はそれなりに侵襲も大きいため、術後数日はICUに入ることもあります。
 

外科はどんなお仕事?

概ねは疾患ごとのクリティカル・パスなどに沿った援助を行います。今回は開腹による胃切除を例に一般的な流れをみてみます。

まず、手術予定の患者さんが、手術日2~3日前に入院してきます。病棟や手術に向けたオリエンテーションなどを行い、患者さんが安心して手術に臨めるような援助を行います。

手術当日の朝は、胃管挿入、弾性ストッキング装着(あれば。術後の深部静脈血栓症の予防策)などを行います。術後は手術室から、マスクによる酸素投与中、膀胱留置カテーテルや硬膜外カテーテル留置中、腹腔内ドレーン留置中の状態で患者さんが戻ってきます。

カテやドレーンが折れていないか、抜けていないかなどを観察し、排液量や排液の状態を観察します。また術後の検査として、血液ガス、術後レントゲン、摘出検体の病理検査などが行われますので、検査結果は確認しておきましょう。

手術翌日からは、色々なものがどんどん抜けていきます。術後の経過観察を行い、合併症を起こさないというのが看護目標に挙げられます。

概ね術後1週間~10日くらいで食事指導を行い、胃透視などの検査などの結果により飲水や飲食が開始になります。術後経過に問題がなければ概ね術後2週間くらいで退院できそうですが、看護師は術後の合併症がないかを観察し、退院後の食事指導などを行う場合もあります。

外科に向いている看護師

基本的にはテキパキしている人ほど仕事が進めやすいかもしれません。術前・術後は1人の患者さんに関するケアも多いですし、1日に何人も手術を受ける患者さんが居たりします。

また、ベッド上での見た目があまり変わらなくても、例えば人工肛門を増設した患者さんであればそのケアについての指導もしますし、術式によって患者さんの消化管は、手術前とは明らかに違う形状・違う繋がり方をしています。患者さんの身体の中が今どうなっているのか、食べたものがどういう経路で排泄されるのか、想像力も欲しいところです。

いかがですか?今回は外科、中でも消化器外科を例に(とても大雑把ですが)看護師の仕事を考えてみました。何となく想像できそうですか?


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