眼科の仕事内容


今回は、総合病院の眼科、あるいは入院施設を持っている眼科専門病院での、眼科病棟での看護師の仕事について考えてみます。

眼科にはどんな患者さんがいるか?

入院してくる患者さんは、例えば糖尿病や高血圧で薬物治療中とか、高齢独居なので日帰り手術では帰宅後が大変とか。眼以外は何らかの疾患や不便を抱えていても、一晩中つきっきりでの看護は必要としない患者さんが多いです。

白内障手術などは件数も多いですが、患者さんの回転も早く、手術前日か当日入院、術後2~3日目には退院ということもあります。見えなかったものが見えるようになって帰る、という喜ばしい患者さんも多いです。

しかし一方で、網膜剥離手術や硝子体手術などを受けるのは高齢者とは限りません。働き盛りの人もいます。この患者さんたちは、視覚という感覚を失う恐怖があります。人間の5感には、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚があります。

子どものころから視覚に障害がある人は他の感覚が鋭くなるともいわれますが、大人になってから急に視覚が失われることは、他の感覚からの手助けも難しく、QOLが著しく低下するそうです。急に光を失う恐怖、あなたは想像できますか?

眼科はどんなお仕事?

白内障などの手術の場合、1日に10以上件の手術があるような病院もあります。つまり1日に10人以上の患者さんが入院し、手術を受け、数日後には退院します。回転が早い上に1度に入れ替わる人数も多いわけです。

術前は1度に10人以上の点滴があったりします。術後は数時間もすれば点滴も抜け、特に問題がなければ歩行可、その日の夕食は普通に食べられることもあります。これが少しずつ時間をずらして10人以上。とても一人では担当しきれませんね。

一方の網膜剥離手術や硝子体手術の場合、眼内にガス(人体には無害な特殊ガス)またはエアーを注入してくる場合があります。この場合は術後1~2日はうつ伏せなど体位が決められます。寝返りもダメ。患者さんにはかなり苦痛です。

テレビも見れないし新聞も読めない。ラジオくらいしか気を紛らわせる術がありません。しかも患者さんの病態や手術部位(眼内でも視神経に近いような場所か側面の方かなど)によって、少しずつ固定しておく顔の位置が違ったりします。

細かいことですが、医師の指示通りの体位がとれるようきちんと援助する必要があります。概ね1週間程度の入院の間にガスは自然に抜けますが、それまではぼんやりとしか見えませんので、身の回りの援助も必要ですね。

眼科に向いている看護師

基本的には細かい作業を厭わない人でしょうか。ガス注入後の体位固定など、結構微妙な角度が必要だったりします。対象となる臓器も小さいですし、眼は感染するとホントに見えなくなりますので、アバウトにならず清潔不潔の観念がしっかり守れるものポイントです。

あとは高齢者が比較的多いので、おじいちゃんやおばあちゃんが好きな人。排泄の介助等は不要でも、高齢者の方は総じてお話好きな人が多いので、きちんと相手をしてあげられる人は向いていると思います。何度も同じことを聞かれることもありますしね。

いかがですか?今回は眼科病棟での看護師の仕事を考えてみました。何となく想像できそうですか?


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