外来やクリニックの仕事内容


今回はクリニックや病院などでの外来看護師の仕事について考えてみます。

外来やクリニックにはどんな患者さんが来るか?

大抵は、標榜科と患者さんの病態は一致していることが多いです。例えば整形外科であれば骨折や捻挫はもちろん、どこかの関節が痛むとか腰痛とか。比較的高齢の患者さんが定期的にリハビリやマッサージを受けに来たりもします。

また耳鼻咽喉科や眼科であれば花粉症の時期は非常に患者さんも増えますし、泌尿器科や循環器科、糖尿病など慢性疾患の患者さんは多くの患者さんが、必ず定期的にしかも長期に受診してきますね。

ところが、外来を受診する患者さんは、標榜科の患者さんだけとは限りません。患者さん自身が内科かな?と思って受診しても実は整形外科の範疇だったり、眼科かな?と思ってもその原因は脳にある場合もあります。

外来やクリニックはどんなお仕事?

当然ですが、基本的には日勤のみのお仕事です。病院の外来勤務であれば交代で休日出勤などもあります。最近ではクリニックも土日診療や夜も遅い時間まで診療しているところもありますので、常勤看護師とパート勤務の看護師で、上手く忙しい時間帯をやりくりしている場合もあります。

クリニックであればパート勤務として入りやすいですし、病院であれば夜勤が難しい状況(産休・育休明けとか)でも比較的働きやすい職場です。

基本的な業務内容は、診察前に必要な問診の聴取、検査の介助や実施、カルテ移動、診察の介助、処置の介助、患者さんの診察室への呼び込みなどです。外科系の科であれば、ごく簡単な手術を行う場合もありますね。いずれにしても、その科で必要な検査・処置には精通している必要があります。

また最近徐々に増えているのが、患者さんの呼び込みの際、氏名を読み上げないという方法です。個人情報保護法の施行に伴い増えているようです。

しかし一般的には外来では患者さんのフルネームを読み上げるし、診察室での先生との会話は外の患者さんに丸聞こえのこともあります。確かにかなり気を配らないと、外来でのプライバシー保護は非常に難しいですね。
 

外来やクリニックに向いている看護師

まずは一番の基本ですが、その科の看護が好きな事。子どもが苦手な場合の小児科勤務は難しいですし、泌尿器科は高齢の男性が、整形外科・眼科・糖尿病(内分泌)内科や循環器科なども比較的高齢者の患者さんが多いですから、高齢者への対応が苦手な場合は難しそうです。

また、クリニックや外来はそれほど重症な患者さんは来ませんが、実は広く浅くかなりの知識を持っている必要があります。最初に述べた通り、外来を受診する患者さんは標榜科の患者さんだけとは限りませんし、初めての患者さんであれば患者さんの背景を上手に聞き出す必要があります。

例えば『最近、物が見えにくい』という主訴で65歳の患者さんが眼科を受診したとします。思い当たる『物が見えにくい』原因はなんでしょうか。加齢による白内障や加齢黄斑変性かもしれませんし、糖尿病の持病があるかもしれません。

『見えにくい』のはボヤけているのではなく視野が欠けているのかもしれません。眼圧が高ければ緑内障かもしれませんし、眼圧が正常でも脳に原因があって視野が欠けているのかもしれません。

それによって患者さんへの治療は変わりますし、対応も変わってきます。『最近、物が見えにくい』『65歳』というだけで、あらゆる可能性を思いつく知識と経験が必要と言えるでしょう。

実際に両内側の視野欠損があっても視野以外には眼科的所見がなく、色々検査したら脳の下垂体腫瘍が見つかった例もあります(ごく稀ですけどね)。まぁ、その科が好きで働いていれば、だんだん慣れて色んなことが分かるようになって来ます。

あと、外来やクリニックのスタッフは、かなりギリギリの人数のことが多いです。少しのことではへこたれず、簡単には休まない体力(強い身体)も必要ですね。

いかがですか?今回は外来やクリニックでの看護師の仕事を考えてみました。何となく想像できそうですか?


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