男性看護師に求められる資質
今回は、男性看護師に求められる資質について考えてみます。
看護師に必要な資質
男性、女性に関わらず、看護職に必要な資質を考えると、非常に大まかにいえば、知力・体力・気力ではないでしょうか。まずは知力。例えば看護師の国家試験の合格率は、過去10年でみてもおよそ9割の合格率です。しかし資格取得がゴールではなく、日進月歩の医療の進歩についていくためには、仕事を続ける以上ずっと勉強していかなければなりません。
次に体力。夜勤もあれば数時間休んでまた仕事ということもあり、立ちっぱなしですし、力を使う場面は数えきれません。患者さんをしっかり支えるには、力だけではなく自分が健康である体力も必要です。
次に気力。職業上、人の死に関わることも多く、仕事が忙しい、人間関係が辛いなど、気力が萎える場面は非常に多いでしょう。そこからどう自分を奮い立たせることができるか。しっかりした気力は重要な要素の一つです。
女性の方が優位かもしれない場面
ここからはあくまで一般論ですが、男性と女性の脳の違いを考えると、男性は理論的に物事を考えますが、女性は感覚やイメージを大事にします。小さな変化に気付く観察力、何かが違う?という勘も、実は看護師として働く上で大事な要素です。一見、何も関係ないような雑談でも、女性は男性より今話すべきポイント以外の情報も頭の中に入ってきます。
一方で男性は会話をする時、ポイントを絞って考えるので、雑談や一見関係なさそうな情景からの情報を上手くつなげるのが難しいそうです。これは脳の構造の男女差にあるようです。会話をする時、女性は脳全体が反応するのに対し、男性は言語中枢あたりが強く反応する、という研究結果があります。
また日本では昔から、男性は一家を支え、女性は家族の世話をするのが一般的でした。これらのことからも、看護師という職業は女性の方が多かったのです。さらに、男性は女性に比べ、血を見ることに慣れていません。これが平気でなければ医師にも看護師にも向いていないことになりそうです。
男性看護師に求められる資質
男性看護師さんに持っていてほしい資質を考えると、
- 優しくて気配りができる
- 誰かに手を差し伸べたいという(父性?)本能が働く
- 第6感が働く
- 血を見ても平気
これらは必要不可欠です。逆に、
- 一匹狼的なところ
- 人一倍強い上昇志向
- 俺様的な自分が大好きなところ
これらは、チームプレーが基本となる看護師では、むしろ邪魔になることもあります。また女性が9割以上を占める世界に入るわけですから、仕事仲間として女性を認められるか、女性が上司となることに抵抗がないかなど、結構いろいろありそうですね。
確かに看護師は今のところ一生の資格であり(いずれ資格更新制になるかもしれませんが)日本全国どこでも仕事はあります。この不況でも家族を養うことが出来ますし、一般企業に一度お勤めした後で看護師を目指す男性も増えているようです。慢性的な人手不足の看護業界としてはありがたいと思いますが、男性が看護師を続けていくにはそれなりの資質が必要そうです。
では、十分な知力・体力・気力と、看護師を続けていく資質があったとして、男性看護師さんはどれくらいの報酬が期待できそうなのか。次回はこれについて考えてみたいと思います。
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