男性看護師への需要はどんな職場か?


今回は、男性看護師さんの需要はどんな職場になるか、というお話です。

看護師の職場

まず、男女に関わらず、看護職の職場についてみてみます。まず保健師さんは、公衆衛生や保健(=人が健康に生きるための何かを遂行する施設全般)に関わるところですよね。助産師さんは産科病棟や産科クリニックなど、出産に関わるところで仕事をしています。

では看護師は、というと、病院・クリニック・介護施設・企業(最近では治験に関わる看護師さんも急増中)など、保健師さんに比べて医療(=怪我や疾病を治す施設全般)や福祉分野(=人がより良く生きるための何かを遂行する施設全般)での需要があります。

ここで女性看護師さんだけを見ると、女性だから働けない職場は今のところありませんね。これは看護職=女性の仕事、というイメージが定着しており、はるか昔からの「誰かの世話を焼くのは女」という考え方によるものかもしれません。しかし人が生きて入れば看護職の需要はどこにでもありますので、職にあぶれることはこれから先も無いでしょう。

男性看護師さんが多い職場は?

それでは男性の看護職をみてみましょう。前回は男性看護師さんの就業人数の推移をみました。実は2008年末で447名と、全国でみると少ないのですが、男性の保健師さんも居ます。そのうち半数くらいは地方自治体で働いているようです。

次に助産師ですが、現在の日本では法律上、男性は助産師さんにはなれません。2002年の保助看法の改正の時に、男性助産師さんへの検討もなされたようですが、分娩に男性が関わることへの嫌悪感や、妊産婦が助産師の性別を選択できる権利が保証されない(特に緊急時などは誰が担当するか分からないですしね)などの意見があったため、のようです。

次に看護師ですが、こちらは産科に関わるか、女性専門の病棟・外来以外の全てで働くことできます。昔から需要があった精神科病棟だけではなく、ここ数年は手術室(立ちっぱなしなので体力勝負)や透析室(器械に強い?)、整形外科や脳外科(体位変換など力仕事が多い)、泌尿器科(前立腺疾患など男性患者さんが多い)や放射線科(プロテクターは重いし)などで働く男性看護師さんが増えているようです。
 

男性看護師さんへの需要が増えそうな職場は?

今後は、介護関連施設での需要も高まるかもしれません。例えば、介護付き老人ホームなどは、男性フロアと女性フロアに分かれており、職員も男女の数を均等にする施設も結構あります。

また訪問看護など、男性だけの家庭に伺う場合には、女性より男性の方が適任な場合もあります。しかし、介護職でも男性は増えていますので、介護分野における看護職と介護職の棲み分けにもよるかもしれません。

また、ここ数年急増中の、治験のお仕事も面白いでしょう。これは、数値やデータに強いことも良いと思いますし、例えばまだ小さい子供がいる女性よりも、男性の方が出張しやすい家庭も多いですので、仕事がしやすいかもしれません。

では男性が看護師として働くメリットは何か?次回は、この点について考えてみたいと思います。


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