男性看護師さんはどれくらいいる?


前回に引き続き、今回は実際に男性看護師さんはどれくらいいるか?というお話です。

男性看護師の就業状況

まず、女性看護師のみなさん、アナタの同級生や職場の同僚で、男性看護師さんは居ますか?居たとすると、どれ位でしょうか?私自身が一緒に働いたことがある男性看護師さんは1名、同じ病院にいて申し送り程などで接したことがある男性看護師さんは2人、実習に来たことがある男性看護師さん(の卵)は3人です。比較的少ない方でしょうか。

私自身の場合、看護学校が全寮制の学校だったため、女子しか居なかったというのも影響しているかもしれません。今では私の母校も全寮制ではなくなり、今から10年ほど前に初の男性看護師さんが巣立っています。今はもっと多いかもしれませんね。

では全国的にみてみます。一時期、ナースマンなどのテレビドラマにもなった男性看護師さんですが、看護協会の統計によると、2008年末現在で44,884名だそうです。

准看護師は多少の増減がありますが、これは准看護師から正看護師になった人も居ますので、その影響でしょうか。一方で正看護師は右肩上がりに増えているようです。

女性看護師との割合は?

では、女性看護師さんと男性看護師さんの割合はどれくらいかというと、同じ統計結果では、2008年末時点での女性看護師さんは918,263名とのことなので、5%にも満たないという状況になります。単純計算で、100人の看護師がいる病院であれば、そのうち4~5人が男性看護師さんですね。

しかもこの統計結果は、「就業者数」なので(いずれ別の回でも触れますが)女性看護師の潜在看護師率を考えると、もっと少なくなるかもしれません。

男性看護師さんの歴史

看護婦という名称から看護師へ変わったのは、2002年の保健師助産師看護師法の改訂からですが、それ以前でも男性で看護の仕事をする人を看護人、看護士などと呼んでいました。しかし、1989年の「保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則」の改訂前までは、実は男女で教育カリキュラムが違っていたそうです。

それまでは男性看護師(士)さんの職場といえば、精神科病棟などがほとんどだったため、教育内容もそれに合わせたものだったとか。ところが、精神科病棟以外でも男性看護師さんが働く機会が増え、1989年以降は、カリキュラムにも男女差が無くなりました。

やはり男性看護師さんが急に増えてきたのは、このあたりでしょうか。看護師全体の5%ほどと、絶対的にはまだまだ少ないですが、男性看護師さんの需要は様々な場面で増えていると思います。日本の法律上、助産師にはなれないのですが、保健師さんもいるんですよ。

次回は、この「男性看護師さんの需要」について考えてみたいと思います。


このページの先頭へ