認定看護師とは?
みなさんこんにちは。第15回目の今回は前回に引き続き、看護師、保健師、助産師、いずれかの資格を持った上で、更に専門性を高めたことを認められるもう一つの資格、「認定看護師」についてのお話です。
認定看護師とはどんな存在か
日本看護協会では認定看護師の育成の目的を「特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践ができ、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上をはかる」としています。
役割としては、実践・指導・相談とあり、具体的には、ある特定分野での看護ケアの広がりと質の向上に貢献するもの、となっています。
専門性が必要とされる分野
2011年11月現在、日本看護協会が定めている「特定の看護分野」は、
- 救急看護
- 皮膚・排泄ケア
- 集中ケア
- 緩和ケア
- がん化学療法看護
- がん性疼痛看護
- 訪問看護
- 感染管理
- 糖尿病看護
- 不妊症看護
- 新生児集中ケア
- 透析看護
- 手術看護
- 乳がん看護
- 摂食・嚥下障害看護
- 小児救急看護
- 認知症看護
- 脳卒中リハビリテーション看護
- がん放射線療法看護
- 慢性呼吸器疾患看護
- 慢性心不全看護
の21分野です。(20・21は2012年度より認定開始見込み)
これを見て、結構多いかな?と思うのですが、いかがでしょうか。認定看護師となるには、いずれも看護師・保健師・助産師の資格取得後、通算5年以上の実務経験、そのうちの通算3年以上は特定の専門分野での実務経験が必要です。その上で6カ月間の研修を受け、認定審査を経て晴れて認定看護師となります。
しかしこちらは前回の専門看護師と違い、研修は大学の看護研修課程などもありますが、各都道府県の看護協会での認定看護師教育課程などもあるようです。日本看護協会のサイトによると、2011年9月現在での認定看護師数は、9,048人となっています。
認定看護師の分野は時代の流れによって増えてきた?
ところで、認定看護師の分野を特定した年と認定を開始した年をみると、例えば一番最初に認定会となったのは、救急看護と皮膚・排泄ケアの2つだけです。その後徐々に増えましたが、介護保険がスタートする前々年までに感染管理までが分野を特定されています。
また、ピンクリボン運動が始まって数年後の2003年には乳がん看護が、小児救急のたらい回しが問題となった後の2004年には小児救急看護が分野を特定されています。
このように、何となくですが時代の流れにより、患者さんのニーズが高まる分野で活躍が期待される、という流れが浮かんできませんか?
認定看護師も専門看護師と同様、半年の間仕事を休む必要性があります。しかし即戦力として期待されるものです。お給料の面で優遇される病院はまだ少ないかもしれませんが、取得を支援する病院も増えています。
9,000人超という認定看護師数が、それを物語っているのではないでしょうか。今現在、自分の得意分野が認定分野に入っていなくても、今後、さらに増えてくる可能性もあるかもしれませんよ。転職する際も有利になると思います。
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