燃え尽き症候群について


みなさんこんにちは。第11回目の今回は、看護師のキャリアに出現する壁の3つめ「燃え尽き症候群」についてのお話です。

燃え尽き症候群とは

燃え尽き症候群は英語で「BurnoutSyndorome」といわれ、一種の心因性のうつ病ともいわれます。分かりやすくいうと「一定の物事に対し精一杯努力した人が、期待していた結果や報酬が得られなかった場合に感じる欲求不満」が原因です。人は、慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、いつの間にか意欲を無くしてしまい、社会的に機能しなくなってしまうのです。

これは会社経営者やスポーツ選手などにも見られます。一般企業でも大きなプロジェクトが終了した時や、何か大きな仕事をやり遂げた時にみられ、深刻な場合は社会復帰ができないこともあり得ます。

看護師だからこその燃え尽き症候群とは

では看護師の燃え尽き症候群とはどのようなものでしょうか。看護師という職業は、知識や技術も十分に必要ですし、なによりも奉仕の精神や献身的な態度が求められます。しかも、精一杯努力しても必ずしも期待していた結果が待っているとは限りません。

看護師に多い燃え尽きは、この辺りに原因がありそうですが、これは看護師という職業自体が持つ特性ですので、これを大きく変えることはほぼ不可能です。他にも、雇用者側が燃え尽きを個人の責任と捉えがちな点もあるでしょう。

さらに看護師は、一度は理想と現実の壁にぶつかりショックを受ける体験をしないと本物の看護師として成長しない、それくらいの体験をしておかないと長く続けられない、という現実があります。看護師はみな一度は「燃え尽きそうになる経験」をしているのです。
 

立ち直り方

いくら看護師は燃え尽きてしまう要素が多い職業とはいえ、やはり長く続けていくためには、どこかで立ち直る必要があります。とある調査では、燃え尽き症候群からの回復の過程を次の6つにわけています。

  1. 問題を認める:現在の状況を心理的な要素が関わっていると自覚する
  2. 仕事と距離を置く:仕事との間に距離を置く、長期の休養をとる
  3. 健康を回復させる:心身共にリラックスし心の落ち着きを取り戻す
  4. 価値を問い直す:自分の生活の中での仕事のバランスを問い直す
  5. 働きの場を探す:自分の新しい価値観に合った職場を探す
  6. 断ち切り, 変化する:新しい環境で人生の再スタートをきる

このうち、1~4は内的な対処法になりますが、5からは社会という外の世界との関係を取り戻す時期です。ここまで来られれば、あとは自分の価値観にあった阿多rしい環境へ一歩踏み出す勇気があれば、立派に立ち直れるのではないでしょうか。

いかがでしたか?今回は看護師の燃え尽き症候群について触れました。最近、仕事に行く気にならない、出勤してもやる気が起きない、人と話をするのさえ嫌だ、などが思い当たる方は、一度ゆっくりと休養を取り、1から順番にじっくり考えてみませんか?思い切って新しい仕事を探してみるのも良いかもしれませんよ。

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