結婚・出産の壁


みなさんこんにちは。第9回目の今回は、看護師のキャリアに出現する壁である、結婚・出産についてのお話です。

まだまだ看護師は女性の方が圧倒的に多い

世間では男女雇用均等法が制定されてから25年あまり、未だ一般企業での正社員雇用はまだ男性を女性が上回るほどではありませんが、昇進などの面では女性の進出が認められる社会となってきました。

一方、看護師の世界は元々女性社会だったため、今でこそ男性の看護師も増えてはいますが、まだまだ圧倒的に女性の方が多い社会です。それゆえに問題となる事柄もあるのです。

女性が仕事を続けるには周りの協力が必須だが

女性はライフサイクルの中で、結婚・出産があります。結婚自体は男性にもあることなのですが、男性は結婚によってその仕事が大きく変わることはあまりありません。

ところが女性の場合、はるか昔からの「女は家を守るもの」という伝統のためか、結婚を機に退職する、あるいはもっと家のことができる職場へ転職する、といったことがあります。嫁という字は女偏に家と書きます。つまり女性は結婚すれば家を守るものだったのです。

これは看護師にも言えることです。特に結婚当初はともかく、妊娠後や出産後に退職や転職をするケースが見受けられます。やはり妊娠中の女性にとっての看護師の仕事は、体力的にも精神的にも優しくはないのかもしれません。

また産後については、自分と子供の健康を維持しなければなりません。特に3歳くらいまでは、保育園などで集団生活をする子供は病気をするのが当たり前です。しかし保育園はあくまで保育の場なので、少しでも体調が悪ければ預かってはくれません。

そのため、自分1人では遅刻・早退・欠勤を余儀なくされてしまいますし、夜勤中に預かってくれる保育園は数えるほどしかありません。これでは、今までのような勤務は続けられませんよね。夫や親などの協力が必須なのですが、現代のような核家族化が進んだ社会では難しいのが現実です。

復帰後のキャリア・デザイン

女性のライフサイクルから見て、一般企業でも問題となるのが、復帰後のキャリア・デザインです。男性は子供が生まれても変わらず仕事を続けていく風潮があります。これなら休むことなくキャリアを積んで、昇進することも本人の努力次第です。

しかし女性はどうしても出産を挟んだ数週間から数か月は、育児に専念する時期であり、体力的にも社会に出ることは難しいのが現実です。もちろん産休・育休といった制度はあります。

しかし復帰後はどうでしょうか。やはり数か月から数年、職場を離れるわけですから看護師としての能力は多少なりとも低下しますし、今まで以上に時間外もバリバリこなして働くというスタイルには無理があります。復帰後の働き方やキャリアの積み方には、まだまだ課題が多い世界であるといえるでしょう。
 
いかがでしたか?今回は看護師のキャリアに出現する壁ということで結婚・出産について触れました。女性であれば子供は産みたい、しかしキャリアも積みたいとなれば、どこかに矛盾が生じるかもしれません。

自分の生き方、働き方について、一度じっくりと考えてみませんか?もちろん看護師は色々な働き方が選べる職業ですので、広い視野で考え、色々な人に相談してみるのも良いかもしれません。

最近は院内保育所などが充実した病院も多くあるので、職場復帰をする際にはそういった病院を選ぶのも良いでしょう。

離職について


このページの先頭へ