保健師とは?


みなさんこんにちは。第12回目の今回は、看護師資格取得後に、更にもう一段階上の資格として取得可能な、保健師についてのお話です。
 

保健師とはどんな存在か

保健師については、看護師と同じ保健師助産師看護師法の中で、「厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者」と定められています。昔は保健婦と言われていましたが、男性保健師誕生に伴い、2003年から保健師となりました。看護師と一緒ですね。

そもそもの始まりは、1887年に京都看病婦学校が、キリスト教精神にのっとった慈善事業として、地域の巡回看護を行ったことでした。その後、1937年に保健所法で保健所が出来、第二次世界大戦後に保健師助産師看護師法が制定され、現在の保健師の姿になりました。

看護師と保健師の大きな違いとして、保健は医療に比べて緊急性は低いため、基本的に日勤という点が挙げられます。

活躍の場はどんなところか

保健師の仕事は、地域看護学、公衆衛生看護学が中心になります。つまり、地域における健康増進、集団生活における保健・看護に関わることが主な仕事です。分かりやすいところで言えば、当たり前ですが保健所・保健センター(衛生管理者)、学校の保健室(養護教諭)など「保健」と名がつくところです。

地域住民に対する保健活動として、平成20年からの特定健診・特定保健指導では、一気に業務が増えたようですので、活躍の場はこれからも拡がるでしょう。

近年は産業保健という考え方もメジャーになってきましたので、企業で活躍する保健師も増えています。最近では特に、企業におけるメンタルヘルスや、企業検診の充実などでも、活躍の場が増えているようです。

一方でせっかく保健師の資格があっても、必要としていない病院に就職した場合は看護師と同じ扱いになり、給与面でも看護師と同じ条件になります。

保健師への道

保健師の資格を取得するためには、大きく2つあります。1つは、看護師資格を取得後、改めて1年間大学へ通い、保健師資格を取得する方法です。

この場合、保健師の課程は大学がほとんどですので看護専門学校卒の場合は、大学卒の資格を取ってから看護学部へ編入することになります。これだと少しハードルが高いのですが、全国で8校ほど、専門学校でも保健師受験資格が取れるところがあります。

もう一つは、初めから看護学部のある大学へ入学することです。大学の場合看護師資格を取得できるまでに4年かかります。その間に選択として保健師コースか助産師コースを選択できます。

保健師コースを選択した場合、卒業時に看護師資格も受験できますが、保健師資格も受験できます。これが一番の早道ですね。

いかがでしたか?今回は看護師と同じ保健医療福祉分野での資格として、保健師についてのお話でした。同じ法律で決められた資格ですが、業務内容は違う面も沢山あります。次回はもう一つの資格、助産師についてのお話です。

助産師とは?


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