看護師という職業の現状


みなさんこんにちは!。今回から全14回の予定で、「看護師のキャリアとはどんなことか」について考えてみたいと思います。第1回目である今回は「看護師という職業の現状」について考えてみます。まずは自分が働く職業の現状を把握することは重要だと思います。

資格が必要な職業

看護師という職業は、みなさんもご存じの通り、「保健師助産師看護師法」という法律で定められた職業です。患者さんの治療や療養を助けるのが主な仕事ですが、そこにはある程度の秩序や決まり事が必要になります。人の命に係わる仕事なのですから、当然です。

同じように、医師には「医師法」があり歯科医師には「歯科医師法」があります。これらの法律に則って定められた「国家資格」を取得して、初めて仕事ができるのです。

看護師は何人いるか?

ところで、みなさんは現在全国でどれくらいの看護師(このコンテンツでは、正看護師+准看護師=看護師とします)が働いているか、ご存じでしょうか。日本看護協会の看護統計資料では、2009年末時点で1,349,248名の看護師が、何らかの職業に就いています。

働く場所としては病院と診療所を合わせると1,155,865名となり、約86%は医療機関で働いていることになります。他には、介護老人保健施設や訪問看護ステーション、社会福祉施設などの介護に関する施設や事業所などが主な就業場所です。

ここで下のグラフを見てください。最近10年間の看護師として就業している人数の推移を表したものです。

看護師就業者数の推移

図1 看護師就業者数の推移(日本看護協会 統計資料より)

厚生労働省は、資格があっても看護師として就業していない「潜在看護師」は、2006年の時点でおよそ55万人、と推計しています。(これはあくまで推計です。就業している看護師の人数は一斉調査などで集計できるのですが、実際に働いていない看護師の人数は「資格取得者数-看護師就業者数」とイコールではないため把握できません)

計算上、2006年末時点の看護師就業者数1,258,605名に対し潜在看護師は550,000名、つまりおよそ3.3人に一人は看護師として就業していないことになります。上のグラフに前年比も表示していますが、前年比が減っている年は離職する看護師が多い年でもあるのです。

看護師は生涯現役ではないのか?

看護師という職業は、激務な上に日本ではまだまだ待遇がよくありません。その上未だ圧倒的に女性が多く、出産・育児で離職する人が多い職業です。

一方で、いまや看護師が足りなくて病棟の閉鎖が起こる時代。つまりそれだけ世の中の需要があるにも関わらず、供給がおいつかない職業なのです。

看護師が活躍できる場はたくさんあります。好きで進んだ道なのですから、無理せずゆっくり続けられるよう、「生涯現役」について考えてみませんか?

一般的にいうキャリアデザインとは何か?


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